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一番の親友が逝った
 
 

2月25日午後2:15、僕の高校時代からの一番の親友が逝ってしまった。
お通夜、告別式と彼にお別れをしてきたのだけれど、まだ気持ちの整理が
つかない。

高校時代、彼は僕にとって「太陽みたいに明るい奴」という印象があり、
付き合っていてもどこか入っていけない自分がいた。
それが大学時代、僕の芝居を観に来てくれたり、チケットを販売してもらい、
誕生日も1週間違いということもあり、だんだん彼の存在が僕の中で大きく
なって行った。
そして彼がカメラ屋に務めるようになり、その後独立して商売をやるように
なって、その頃僕も自分の家業を継いで販売業をやるようになったので、
良き相談相手になってくれました。

また家族ぐるみでも付き合いが深く、奥さん同士も仲が良く、子供達も
ペットの犬も、小さいころから現在まで可愛がってもらいました。
彼の兄弟や両親とも仲良くさせていただき、両親には僕と家内の結婚式の
仲人をしていただきました。

彼は友達作りの名人でした。それは彼の寂しがり屋という一面の裏返しだと
思いますし、また彼の人間的な魅力や笑いで人を巻き込む力の成せる技
だと思います。彼はその友人たちを非常に大切にしていました。
だからこそ、葬儀のお別れの会にあんなに沢山の友人が駆け付けたのだと
確信しています。

ふたりともお酒とおしゃべりが大好きで、性格は違うのですが本当に言いたい
ことを言い合える仲でした。だから意気投合したかと思えばときには喧嘩したり、
でも心の底ではお互いがお互いを認め合う仲でした。
だから僕のことを一番分かっている奴なので、いなくなるとすごく寂しいです。

僕は彼の家族ではないのですが、1人だけ臨終に立ち会わせていただきま
した。そして葬儀委員長みたいな役割もやらさせていただきました。それは
彼のできるだけ傍で、彼への感謝の気持ちを表したかったからでしょう。

あいつから学んだこと、思い出、あいつだったらどう言うだろう・・・など
これからきっと自分の人生の中で彼が僕の中に出てくると思います。
56歳11カ月というあまりにも早い別れでしたが、彼は僕の中で生き
続けているし、彼の分まで僕は生きていこうと思っています。