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麻疹(はしか)にかかる
 
 お正月休みも終わり、営業を開始し、お正月にあったことをブログに書いていた夕方、「風邪をひいたかな?」という症状、軽い寒気、熱っぽい、頭痛が出てきたのです。お店を閉めたら、寒気がひどくなり、震えて鳥肌がたつ感じがして、脈を診ると「浮いていて緊張」でした。汗も出ていなかったので、これは「風寒表実」の風邪を引いたなと思い、「葛根湯」と「麻黄湯」を「しょうが湯」と「お湯」で割って飲んで寝たのです。汗が出てくれるかなと思いきや、夜中どんどん熱が上がり、あっという間に39,9℃!今度は熱くてたまりません。これは「風寒化熱」と判断し「銀尭散」と「板藍根」を飲み始めました。

 次の日の朝、熱は39,2℃、あまり下がった感じではなく、でも病状としては「インフルエンザ」みたいな感じだったので、上記処方に牛黄・人参製剤、クマ笹抽出液、プラセンタエキス液体を飲み、氷枕と水分補給しながら寝ていました。

 しかし次の日の3日目の朝も38,9℃、なかなか熱が下がりません。口が乾いて、汗も少し出てきました。これはもう「陽明経」に病邪が移ったと判断し、午後から「白虎加人参湯加石膏」を追加しました。そうしたらその2時間半後、スッと体が楽になった感じがしたのです。計ってみたら38,3℃、今までで一番下がりました。ところがなんとなく手掌が痛いなと感じ見てみると、紅く腫れているのです。手の甲には赤いブツブツの発疹、「これはインフルエンザではない!熱毒だ!」処方は合っていると信じ、これを続けた4日目の朝、熱が37,2℃に下がったのです。

 ところが腕、腹、足を見ると全身発疹だらけ!午後からまた38,3℃に逆戻り、女房がネットで調べて、「麻疹」(はしか)の症状にそっくりだと言い出したのです。2〜3日間高熱が続き、いったん熱が下がりそのあと発疹が出てまた熱が上がる、と解説してあったそうです。まさにその通りの展開です。「はしか」は子供の頃かかった記憶が微かにあって免疫はあるはずなのですが、もうかかった今となっては「よし、こうなったらとことん戦うぞ!」と心に決め、「銀尭散」+「板藍根」+「白虎加人参湯」を継続しました。

 5日目の朝、37,7℃になっていました。午前10時には37,2℃、午後には36,6℃と徐々に下がり、食欲も出てきて、心に余裕ができたせいか、昔の写真の整理までやっちゃいました。熱は下がったのですが、今度は発疹が痒くなってきたので「消風散」に切り替えました。これで峠は越えたと思いました。

 実は13年前に高熱が出た時、自分の漢方薬で全部対処しようとし過ぎて「肺炎」になってしまった苦い過去がありました。今回もその陰に少し怯えていました。しかし、対処できるうちは正しい漢方処方でやって、無理な時はキチンと判断して病院に行くつもりでした。「麻疹」(はしか)は感染力が強く、大人になってからかかると重症化しやすく、下手をすると脳炎や肺炎になってしまう危険性もあったのです。

 自分で体験することが一番の勉強になります。特に風邪をはじめとする感染症は、変化が早く即時的確な対応が求められます。自分が具合が悪くなると、なんとか早く良くなりたいために、熱にうなされながらも本を再読し、最良の道を探す行動に出ます。この経験を次に生かして行きたいと思います。













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