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今は亡き両親に感謝
 
 今日3月24日で私は63歳になりました。川上薬店を継いでから早いもので40年経ちました。この地に生まれ、両親が始めた薬屋に育ち、現在も家業を受け継いで毎日仕事をさせていただいています。今は亡き両親には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 父は埼玉県旧浦和市の西部、”下野田”というところで農家の5男坊として生まれました。太平洋戦争のときは中国の南京・軍司令部・暗号班でお勤めをして、戦後は九州で復員兵の残務整理の仕事をしてから帰省しました。

 母は同じく埼玉県旧浦和市の西部、”宮本”というところで農家の次女として生まれました。小学校を卒業してすぐに東京に奉公に行き、”南部領辻”の農家に嫁ぎました。しかしご主人は戦死してしまったので、そこに父が婿に入ったわけです。

 父は戦争が終わったら商売をやろうと思っていたみたいです。ですので農家に婿として入ったのですが、商売を始めるにあたって婿入りした家を次男夫婦に明け渡して昭和30年、現在の地”原山”に越してきました。私はその時に生まれました。そしてここで薬屋を始めたのです。最初は資格がなかったので薬問屋に務めながら薬剤師を雇ってお店を始めたみたいです。その後、東京で薬種商認可試験に合格し、1年間は東京の十条で仮店舗を営業し、晴れて昭和35年ころから本格営業したみたいです。

 父と母は必死になって働きました。その当時はこの辺りには薬屋がなく、遠くからお客さんがたくさんお見えになったそうです。当然売り上げもたくさんあって、私や姉を育ててくれて、この土地もお金も残していただきました。だからこそ23年前に漢方薬の相談専門店に建て替えることができたのです。

 専門店にしてから現在まで、お店はそんなにたくさんのお客様はいらっしゃいませんが、お陰様で私を頼りにして漢方薬をお求めになるお客様がいらっしゃるので、なんとか営業できています。そして嬉しいことに次男が跡を継ぎたいと、現在中医学を勉強中です。”医薬品登録販売者”の資格は持っていますが、”国際中医師”の資格を取れたら、晴れてお店で仕事をするようになるでしょう。

 自営業は収入が不安定なので難しい部分もありますが、お客様に喜んでいただけるという”やりがい”もあります。また年を取ってもずっと仕事をやっていけるという利点もあります。これからも自分自身の健康に留意して、できるだけ長くお店をやっていけたらな、と思っています。そしてこうやってできるのも先代の両親のお陰であると最近つくづく感じるようになりました。そういう年回りなのかもしれませんね。(笑)


昭和32〜33年頃の父と母


昭和47〜48年頃の母と父



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