
(3)婦人科疾患(生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ)
●婦人科疾患●
●生理不順● 生理でわかる女性の健康
Q.生理がとても不規則で、3ヶ月以上来ないことがあります。ストレスが多い仕事をしていて、生活も不規則です。(28歳・OL)
A.原因はさまざまですが、ちょっとした生活の乱れやストレスでホルモンバランスは一瞬にしてくずれ、生理異常につながります。
漢方では女性の生理は「脾・肝・腎」という3つの臓器と密接に関係していると考えています。3つの臓器の働きが悪くなると、生理に影響が現れ、様々なつらい症状が出てきます。
生理が遅い、早すぎる、周期が一定しない、というように生理不順の症状もそのひとつ。症状を観察すると、どの臓器に異常が現れているのかがわかります。
あなたの状態は、生活の不規則で脾を傷つけ、さらにストレスで肝も弱めた結果起こった生理不順だと考えられます。※ 脾、肝、腎(ひ、かん、じん)は現代医学的にいうと、それぞれ胃腸系、自律神経系、ホルモン系の働きをしているといわれています。
生活アドバイス ● 規則正しい食生活を
● 冷たいものを食べ過ぎない
● ストレスを避け、リラックス
周期が短い(24日以内)/周期が長い(39日以内)/周期が一定しない
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周期が短い |
周期が長い |
周期が一定しない |
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| 経血の量多く色が濃い。血塊が混じる。 | 出血がだらだら続く。経血の色が淡い。 | 量が少ない。経血の色が淡い。顔や皮膚につやがない。 | 量が少ない。経血の色が暗紅で血塊がある。 | イライラしやすく怒りっぽい。乳房やお腹が脹る。 | 量が少ない。経血の色が淡い。顔や皮膚につやがない。 | ||||||
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| 熱を冷まし、正常な血液に | 体全体の機能を高める | 体全体の精力・活力をつける | 全身の栄養を補う | 気血を整え、ストレスを除く | 体全体の精力・活力をつける |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●生理痛● 「痛み」を乗り越えて美しくなる
Q.生理の前になると乳房が脹り、強い痛みに悩まされます。鎮痛剤を手放せません。日ごろの不摂生が原因でしょうか?(29歳・OL)
A.生理痛(月経困難症)は、成熟するにつれ痛みは少なくなるといわれています。
20代後半になっても強い痛みが治まらないのは、何らかの体質的な問題が潜んでいるかもしれません。漢方では、生理痛には大きく2つのタイプがあると考えています。1つは全身を巡っている「血」という栄養物質の流れが悪くなって起こるタイプ。ストレスや冷えが血の流れに影響を与えます。2つめは、血の栄養が不足して起こるタイプです。前者の生理痛の方が多いと考えられています。※「血」は全身を巡る大切な栄養物質。血が滞ることを、漢方では「
」(おけつ)と呼んでいます。
生活アドバイス ● 足腰を温めるようにする
● ストレスを避け、リラックス
● 生理中は激しい運動をやめる
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生理の前半の痛み |
生理の後半の痛み |
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| 下腹部が冷えて痛む。 寒がり。 |
経血が暗色で血塊が混じる。 頭痛、腰痛。 |
脹るように痛む。 生理前に胸脇や乳房の脹りと痛み。 |
シクシクした痛み。疲れやすい。 温めると楽になる。 |
経血が淡い。頭のふらつきやめまい。 腰・膝がだるい。 |
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A |
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| 体を温めて血行を促進 | 血液循環をよくする | 気血を整えストレスを除く | エネルギーや、栄養物質を増やす | からだ全体の精力・活力をつける |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●冷え症● 肩こりや腰痛は「冷え」が原因かも
Q.夜、布団に入っても、足が冷えてなかなか眠れず、夏でもひざ掛けが手放せません。冷え性は体質だから治らないのでしょうか?(30歳・OL)
A.定期的に生理を繰り返す女性は、血液循環をコントロールする自律神経が影響を受けやすくなるため、冷え性になりやすいといわれています。漢方では、冷え性を治療のポイントになる大切な病態としてとらえています。肩こり、頭痛、腰痛、むくみ、生理不順などの症状にも冷えが潜んでいる事が少なくないからです。冷え性は大きく分けると、「エネルギーが不足して起こるタイプ」と「血液の流れが悪くなって起こるタイプ」という2つがあります。過剰でも不足しても冷えは起こります。漢方は、体のバランスを整えながら、ひえた体をシンから温めていきます。生活アドバイス ● 温野菜を食べましょう
● 冷たいものを食べ過ぎない
● 保温性の高い衣服を身につける
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強い冷え |
軽い冷え |
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| 寒がりで足腰が冷える。疲れやすい。 腰や膝がだるい。 |
特に手足が冷える。 顔色につやが無い。めまいとふらつき。 |
下半身の強い冷え。 からだがむくみやすい。腰痛。 |
下半身の冷えとのぼせ。 生理痛。 |
寒いところにいると冷える。 皮膚が乾燥する。むくみやすい。 |
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| 体全体の精力・活力をつける | 体を温めて血行を促進 | 活力を増し水分を除く | 血液循環をよくする | 余分な水分を排出する |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●不妊症● 丈夫な赤ちゃんを産みたい
Q.結婚して10年目になりますが、子供に恵まれません。主人とともに検査をしました が、どちらにも異常はありませんでした。(35歳・主婦)
A.男性の方には原因がないと言う事ですから、現代的には子宮の発達が未発達であることや卵巣の機能不全などが考えられます。
漢方では、不妊症の多くは、生殖機能やホルモン系に関係する腎の働きが衰えて起こる障害である、と考えています。腎は単なる腎臓を指すのではなく、人間の成長・発育・生殖のもととなる臓器です。漢方の古典(『黄帝内経』)にも、腎がしっかりしていて初めて妊娠することができる、という意味のことが記載されています。※『黄帝内経』(こうていだいけい)・・医学の専門家と黄帝とが問答形式で語り合う医学書。漢方の古典の一つとされている。
生活アドバイス ● 煙草、アルコールは控える
● 適度な運動を心がける
● 体を冷やさない
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低温期のみ |
低温期と高温期 |
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| 元気がない。寒がりで手足が冷える。 生理周期が長い。 |
のぼせ、ほてり、寝汗をかく。 経血量が少ない。生理周期が短い。 |
顔色につやがない。元気がない。 疲れやすい。経血が淡く少ない。 |
生理不順、生理痛。 経血に血塊が混じる。 |
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A |
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| 体全体の精力・活力をつける | 熱を冷まし栄養を与える | エネルギーや栄養物質を増やす | 血液循環をよくする |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●月経前症候群(PMS)● 生理がきても、もうイライラしない
Q.生理が始る頃になると、イライラしたり、むくみや肩こりがひどくなったりと、からだの調子を崩しがちです。なぜでしょうか?(28歳・OL)
A.女性は生理の始る1週間ほど前からホルモンの変動が激しくなります。このため、生理前から生理開始までに不快な症状に悩まされる女性は少なくありません。こうした生理前の症状を「月経前症候群(PMS)」といいます。
漢方では女性の生理は「脾・肝・腎」という3つの臓器と密接に関係していると考えています。その中で、特にPMSと関係するのは、ストレスなど自律神経系をつかさどる肝の機能です。生理痛に悩む女性には、ストレスに弱い方も見受けられますが、漢方は肝の働きを強くして、ストレスに負けないようにする作用もあります。※ 月経前症候群(PMS=Prementrual Syndrome)・・・生理の前に肩こりや浮腫、情緒不安定など、肉体的・精神的な種々の症状を起こすこと。
生活アドバイス ●睡眠はきちんととる
●夜の飲酒はほどほどに
●ストレスを避け、リラックス
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生理前に乳房が脹る |
生理前に乳房が脹らない |
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| 精神的に落ち込み、怒りっぽくなる。 胸脇部が脹って苦しい。乳房の痛み。 |
左記の症状に加え、イライラ、手足のほてり。 | 疲労倦怠感。むくみ。お腹が脹る。 軟便・下痢。 |
寝つきが悪く夢を見る。 腰や膝がだるい。手足のほてり。 |
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| 気血を整え、ストレスを除く | 熱を冷まし、精神を安定させる | 胃腸機能を整え、水をさばく | 体全体の精力・活力をつける | |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●おりもの● 早めの対処で不快感を解消
Q.最近、「おりもの」が多くて心配なのですが、病院へ行った方がよいでしょうか?(28歳・主婦)
A.「おりもの」とは「こしけ」とも呼ばれ、膣内から流出する粘液で、正常では無色透明で臭いがなく少量です。量・色・臭いが異常であったり、かゆみなどの不快感をともなうものは、「帯下病」(たいげびょう)と呼ばれる病変です。色が透明・白・黄色で臭いが多少あるものは、漢方薬で充分治療できます。しかし、膿血性・雑色性の悪臭の強いおりものは悪性腫瘍などを疑うべきであり、妊娠中の多量の水様のおりものは破水で流早産の前兆と考えられ、いずれも専門医を受診すべきです。生活アドバイス ● お酒や味の濃いものは避ける
● 清潔にして、痒くても触らない
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ある |
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| 粘調で悪臭のある黄色〜白色のおりもの。 外陰部や膣内がかゆい、小便の出が悪い、いらいらしたり怒りっぽい、胸が脹る、舌苔が黄色くべっとりすることが多い。 |
希薄で無臭の白色のおりもの。冷え性、貧血ぎみ(顔色がいまひとつ)、夕方になると足がむくむ、疲れやすい、舌苔は無いかうすい白 | ||
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A |
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| 月経時・産後の外陰部の不潔や性交、飲食の不摂生、精神的ストレス、怒りなどが原因と見られることから、湿熱の邪を除く | 飲食の不摂生、過労、先天的虚弱、慢性病が考えられることから、胃腸を元気にして水分代謝を良くして余分な水分を除く |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
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