
(3)婦人科疾患(生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ)
●婦人科疾患●
●更年期の諸症状● 「肝腎」を強くして更年期すっきり
Q.子育てを終えて一段落、と思ったら、最近急に顔や体がほてるようになりました。イライラして不眠にも悩んでいます。(50歳・主婦)
A.不眠、めまい、動悸、腰痛など更年期に起こるさまざまな症状は、女性には避けられないものです。美容や健康に敏感な女性にとっては気になる症状です。
更年期の症状は、女性ホルモンの乱れが自律神経に影響を及ぼして起こります。
漢方では、更年期の症状は子宮の老化、と考えています。子宮を支配するホルモン系の働きをすると考えられる「腎」が衰えると、自律神経をコントロールする「肝」の働きも低下します。
「肝腎かなめ」などの言葉があるように、肝と腎とは密接な連携関係にあります。更年期の症状は「肝腎」を強めて体のバランスを整えます。※ 肝と腎は現代医学的にいうと、それぞれ自律神経系、ホルモン系の働きをしているといわれています。
生活アドバイス ● ストレスをためない(楽しめる趣味を作りましょう)
● 適度な運動を心がける
● 正しい生活のリズムを作る(起床と就寝の時間を一定に)
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のぼせ・ほてりがある |
のぼせ・ほてりがない |
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| めまい。耳鳴り。腰痛。 寝汗。顔が赤い。 |
動悸、不眠、夢を多く見る。 物忘れをする。 |
イライラ、怒りっぽい。 胸脇や乳房が脹る。肩こり。筋肉痛。 |
元気がない。手足が冷える。 腰や下肢がだるい。むくみ。 |
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A |
B |
C |
D |
| 熱を冷まし、栄養を与える | 心と腎の機能を補う | 精神を安定させ、ストレスを除く | 体全体の精力・活力をつける |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●子宮筋腫・子宮内膜症● 体調を整えながら自然に解決
Q.最近ナプキンの使用量が多くなり、気がつくと下腹部に小さなしこりができていました。痛みが強いので医者に行ったところ、子宮筋腫と診断されました。手術しないで治したいのですが。(30歳・OL)
A.子宮筋腫は大きくなるにつれて痛みが増してきます。しかし、良性の腫瘍ですからそれほど心配する必要はありません。かつては摘出手術を行うことがありましたが、現在では薬剤を使いながら経過を見るようになっています。漢方では子宮筋腫を、子宮の周辺の滞った血液()と過剰な水分(痰湿)が固まった「コブ」としてとらえています。子宮は血液が多く集まるところですから、こうした「コブ」ができることはけっしてめずらしいことではありません。治療は、余分な血液と水分を除去しながら、生理痛などの付随症状を改善するようにします。
※ 痰湿(たんしつ)・・・体の中にたまっている病的な水分。
(おけつ)・・・・ネバネバ血液。どちらも病気の大きな原因になる。
生活アドバイス ● 適度な運動を心がける
● 体の冷やしすぎに注意を
● 動物性脂肪をとり過ぎない
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多い |
不定(多かったり少なかったり) |
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| 生理痛が強い。 生理時に血塊がある。 |
おりものが多い。白くて粘い。 胸や胃が痛むことがある。 |
イライラする。乳房が脹る。 生理痛がある。 |
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A |
B |
C |
| 血液循環をよくする | 停滞している血液・水分を調整 | 精神を安定させ、ストレスを除く |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●尿失禁● ゆるんだ尿道を引き締めたい
Q.子供を出産してから、くしゃみをした拍子に、おしっこを漏らすことがあります。外出するのもおっくうになり、困っています。(40歳・主婦)
A.尿失禁に悩んでいる女性はめずらしいことではありません。女性は男性と比べて尿道が短く、バルブ的な働きをする膀胱の筋肉が影響を受けやすいのです。それに加えて女性特有の原因として妊娠・出産があります。また加齢や性ホルモンの低下も一因となるので、高齢になるほど増えていきます。漢方では、内臓、特に脾胃や腎の働きが衰えて起こる症状と考えています。脾胃や腎の働きを強くすることで膀胱の括約筋を引き締め、気になる尿失禁を抑えます。※脾胃(ひい)は現代医学的に言うと、胃腸系の働きをしています。エネルギーを作る源として、漢方では重要視しています。
生活アドバイス ● 適度な運動で体を動かしましょう
● 尿道付近の筋肉を引き締める運動を
● 精神をリラックスさせる
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近い |
ふつう |
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| 疲れやすく元気がない。声に力がない。 食欲不振。 |
冷え症。 ふらつき。腰や膝がだるく力がない |
尿が濃く量が少ない。 のぼせ、ほてり、ねあせがある。 |
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A |
B |
C |
| エネルギーを増し、からだを元気に | 体全体の精力・活力をつける | 熱を冷まし、栄養を与える |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●主婦湿疹● 指先まで栄養と、うるおいを
Q.結婚して水仕事をする事が増えてから、手が荒れ湿疹ができるようになりました。塗り薬をつけても、あまり効果がありません。(28歳・主婦)
A.水仕事をする機会が多い女性は、主婦湿疹が起こりやすくなります。特に合成洗剤は脱脂作用が強いので、使いすぎると手の皮膚が乾燥して皮膚の抵抗力を奪います。水仕事をしても、すべての人が湿疹になるわけではありません。漢方では、主婦湿疹になりやすい人は、「血」という栄養物質に問題があると考えています。抹消のすみずみまで「血」を送ることができないので、手のひらのかさつきやヒビ割れなどの症状があらわれるのです。治療は不足している「血」を補ったり、胃腸を立て直して「血」を作る力を強くするなど、指先の栄養状態を高めることをポイントに行います。※「血」(けつ)・・からだの働きを支える栄養物質。「血」が不足したり流れが悪くなったりすると、生理や髪、肌など、さまざまなところに影響が現れます。
生活アドバイス ● 水仕事をするときは必ず手袋で保護する
● 冷水を避け、ぬるま湯を使う
● 水仕事の後はクリームでケアする
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ある |
ない(あっても薄い) |
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| 患部が赤くかゆい。 かくと出血する。 |
指先が乾燥している。 カサカサして亀裂ができて、しみて痛む。 |
指先が乾燥している。 亀裂が深い。触れると痛む。 |
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C |
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| 熱を冷まして炎症を抑える | 指先の血行を促進して栄養をあたえる | エネルギーや、栄養物質を増やす | |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●便 秘● 便通は美容と健康のバロメーター
Q.お通じの調子が悪く、ときには1週間も出ないことがあります。最近は薬の量が増えているだけでなく、頭痛や腰痛にも悩まされています。(32歳・OL)
A.一般的には便秘は病気とは考えられないため、長い期間にわたって続いていても、あまり深刻には考えません。でも、たかが便秘、とあなどっていると、腸の働きはどんどん悪くなってしまいます。また便秘体質の人は、頭痛、めまい、肩こりをはじめ、肌あれやニキビなども出るようになります。まさに、便通は美容と健康のバロメーターなのです。漢方では「お腹が脹る便秘」と「お腹が脹らない便秘」の2つに分けて治療します。内臓の働きが弱くなると、お腹の脹らない便秘になりやすいといわれ、若い人を中心に増えています。漢方薬は単に便を出すだけでなく、内臓の働きを強くして便秘に伴う不快な症状も一緒に解決します。生活アドバイス ● 偏食を避け、さまざまな食材を食べる
● 腹筋を鍛える
● 朝のトイレタイムを習慣づける
● 水分と生野菜のとり過ぎに注意!
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脹って苦しい |
脹らない |
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| 腹痛。口臭。臭いガス。 | ストレスが強い。便が細くスッキリでない。 ガスやげっぷが多い。 |
排便に時間がかかる。出始めが硬くあとは柔らかい。疲れやすい。 | 兎糞のようなコロコロ便が出る。 皮膚が乾燥し、顔につやがない。 |
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A |
B |
C |
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| 胃熱を冷まし、便を柔らかに | 自律神経を緩和し、排便を促す | 便を出す力を強くする | 腸に栄養を与え排便を促す |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
●むくみ● 水分を除去してからだスッキリ
Q.ふだん水分をとり過ぎないようにしていますが、下半身がむくみやすいので困っています。夕方になると、体全体に重だるい疲れを感じます。(28歳・OL)
A.特に器質的な障害がなくても、誰でもむくみは経験します。女性にとって、顔や下半身に現れるむくみは、外見上太って見えてしまうことがあるため、早く解決したい症状といえるでしょう。むくみは五臓の中の「脾」の働きがポイントになります。脾は私達が口にする飲食物を吸収し、栄養水として全身に送る働きをしています。ところが、脾の働きが悪いと体内に病的な水分がたまってしまいます。これが、むくみとして現れるのです。漢方薬は、利尿剤と違って悪い水分だけを排出し、体をスッキリと引き締める働きがあります。※「脾」(ひ)・・五臓の一つで、特に水分代謝をコントロールしている。
生活アドバイス ● 水分をとりすぎない
● 適度な運動をしましょう
● バランスのとれた食事を
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急にむくむ |
繰返し起こす |
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| 顔のむくみが強い。口が苦い。 胸脇部が脹って苦しい。 |
下半身のむくみ。元気がない。 疲れやすい。食欲不振。 |
下半身のむくみ。体が重だるい。 皮膚につやがない。生理不順。 |
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A |
B |
C |
| 自律神経を整え体液を調整する | 胃腸機能を整え水分をさばく | 水分代謝を整える |
◆婦人科疾患項目◆生理不順、生理痛、冷え症、不妊症、月経前症候群、おりもの、更年期の諸症状、子宮筋腫・子宮内膜症、尿失禁、主婦湿疹、便秘、むくみ
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