血行よくして凝り解消


 

 肩凝りの直接の原因は、肩の筋肉の血行障害です。筋肉は、酸素が不足した状態で働かされると乳酸が発生して、硬直しやすくなるといわれます。
 例えば、シメサバやナマコが酢で硬くなるように、タンパク質でできている肩の筋肉も、酸に合うと硬くなります。いわば、肩のシメサバ状態と考えればよいでしょう。
 肩や首筋、後頭部などの筋肉は重い頭を支え、目の運動とも深い関係があり、常に働かされています。このため、その一帯の血行が滞りやすく、肩凝りや首の凝りを起こすのです。ストレッチやマッサージなどが効くのは、一時的にせよ血行をよくしてくれるためです。
 中国医学には、於血という概念があります。これは血行障害に相当しますが、その結果起こる不快な症状も含まれます。血液は全身を巡るため、於血による症状も全身に現れます。
 血液は、もともと人の生命を守るためにある物質ですが、ことと次第によっては人の健康を害することさえあります。脳梗塞、心筋梗塞、痔、静脈瘤、子宮筋腫などがその例でしょう。
 肩凝りが特に左肩に強い時は、心臓周辺の血行不良、右肩に強い時は肝臓に要注意といえます。肩凝りは、内臓障害の警報ともなっているのです。
 精神的ストレス、過度の肉食、夜更かし、運動不足、たばこなどは於血の原因で、これらを除きながら於血を取れば、肩凝りも楽になります。
 ストレスの強い人には、ストレスを受け止めている”肝”を強める「肖遥散」と、血液をサラサラにする「冠脈通塞丸」をいっしよに用いると良い。目を盛んに使う人には、目に栄養を与える「己菊地黄丸」と、やはり「冠脈通塞丸」などを一緒に服用すると、目も肩もずっと楽になります。


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