「漢方な話」
●むくみには胃腸強化を●
むくみは、心臓病や腎臓の不調が原因でよく起こります。しかし、病気でもないのにむくみを起こすという人が、女性には多いのです。
中国医学では、「肥人に脾虚多し」といいます。太っている人には脾(胃腸に相当)の弱い人が多いーという意味で、ちょっと常識に逆らっているようにも聞こえます。
しかし、これはいわゆる”水太り”のことを指しているのです。
また、「脾は肌肉をつかさどる」ともいいます。胃腸など消化器グループの働きによって筋肉が作られるという意味です。逆にいえば、胃腸の弱い人は筋肉の力が弱いということにもなるでしょう。
胃腸が弱く、筋肉の力が弱いと、体の中の水分の巡りが悪くなり、体内に余計な水分がたまってむくみやすくなるわけです。これが”水太り”のメカニズムであると考えられます。
夕方になると重力によって余計な水分は下に引っ張られ、ふくらはぎが太くなったり、足が大きくなって靴が入りにくくなったりします。朝起きた時には、足のむくみは減っていても、今度は顔や手指がむくんだりします。
このようなことから考えると、むくみを起こさないためには、体の筋肉の力を強くするのが大切なことだと分ります。そして、筋肉を強めるためには、胃腸をしっかりさせねばならず、運動もかかせません。穀類をよくかんで食べると胃腸は強くなります。
漢方薬では、尿の出をよくし、胃腸を強める「五苓散」や、汗かきでむくみやすい人には「防己黄ぎ湯」、舌の苔が厚く、胃のもたれる人には「香砂六君子湯」を、胃下垂の人には「補中益気湯」などが用いられています。
水分を除去してからだスッキリ![]()
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