ストレスから胃腸保護

  精神の緊張が肉体に大きなダメージを与えることがあります。特に胃腸は影響を受けやすく、食欲不振、胃もたれ、胃痛、おなかの張り、便秘と下痢の繰り返しなどの症状を起こしがちです。
 同時に、気持ちが落ち着かない、イライラして怒りっぽい、不眠などの症状を伴うことも多いでしょう。女性では、月経前にヒステリックになる、乳房が張る、月経周期が乱れる、生理痛が強いなどの不快な症状を訴えたりもします。
 ストレスが体にいろいろな悪影響を与えるメカニズムは、中国医学の立場からはおよそ次のように考えられます。
 ストレスを受けると、まず脳を酷使します。しかし、脳はタダで働くことができず、今までより一層多くの血液を消費することに。血液の貯蔵庫は「肝臓」で、肝臓は血液を浄化し、そのきれいになった血液に栄養を与え、体中を動かしています。
 ストレスが過剰になると脳がどんどん血液を使ってしまうため、他の器官をまかなう分が不足し、多くの不調が発生することになるのです。胃腸の障害も、このようにして発生すると考えられます。
 そこで、ストレス性の胃腸障害には「肝」の働きを助けながら、直接消化吸収を強めたり、痛みを緩和する生薬を用いる方法がとられます。
 胃が痛い、もたれる、食欲はあるが食べようとしても受け付けないなどの時は、主に胃が侵されているため、香りが良くて気分をさわやかにする薬草を用いて胃を助けます。「開気丸」や「柴胡桂枝加ウイキョウ牡蛎」などの処方がその例です。
 下痢と便秘を繰り返すような時は、腸を調整する作用のある「肖遥散」の類の処方が良く、情緒の安定にも役立ちます。

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