お客様は30代女性で、元々あった不整脈が産後酷くなってしまいお悩みとのこと。
「7~8年前から脈が飛んだりする事が増えてきた」
不整脈は刺激生成異常と刺激電導異常が不整脈の原因とされていますが、必ずしもすべてがそうなわけではありません。
この方は上記のように元々不整脈気味で、7~8年前から酷くなってしまったので病院で心電図などの検査をしてもらいましたが異常が発見されず、治療のしようが無い状態だったそうです。
原因が分からない不整脈は漢方薬の出番です!
不整脈は心臓に明らかな原因がある場合と、異常がないけれども本人が苦しい場合とあります。
中医学(漢方薬)の観点から考えるとその原因は複雑です。
この方の場合は、丁度妊娠した時期と重なり、出産を経て悪化してしまった経緯があります。
ご本人の体質としては
・疲れやすい
・やや冷え性
・少し便秘気味
・目が疲れる
・食欲は普通
・PMSがある
といった状態でした。
妊娠・出産を経て産後母乳育児によって「気血両虚」(体の元気と血液などの物質が不足している状態)になってしまっていました。
弁証は「気血両虚」で、治療は「補気血」をして体を整える処方を出しました
来店いただき、丁寧に症状を伺いました。原因は、「気血両虚」と判断し、1種類の漢方薬を1か月継続して服用してもらい、様子を見ていただくようにしました。
経過
服用後1か月・・・以前まであった酷い不整脈はなくなり、ご本人も驚かれた様子。
ただ、まだ少し不整脈が出るときがあるので、継続して服用したいとの事で現在も1日3回服用していただいております。
不整脈に関してのアドバイス
この方の場合は妊娠・出産・育児が原因での不整脈でしたが、他にもいろいろな原因で不整脈は起きます。
病因での検査で心臓に異常が発見されなかったのにもかかわらず不整脈でお悩みの方、
検査では分からなくても、今現在出ている症状に関しては必ず原因があります。
是非とも一度ご相談ください。
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